審査講評
やまがたの農村の四季、風景、働く喜びなど幅広く農村の生活をテーマにした「ふるさとを探そう!やまがた農村フォトコンテスト」も回を重ねて18回目を迎えました。今回も一般の部では、県内各地の写真愛好家98人から276点、学生の部では20人から25点の応募がありました。応募作品は風俗・祭りの民俗行事が一番多く、農作業、風景、人物がほぼ同数でした。
審査は、9月25日に行なわれ、一次、二次と選考を経て入賞作品を決定いたしました。シルバー世代の活躍が目立ちました。若い方々にも頑張っていただきたいものです。入賞された皆さんには心からお祝い申し上げます。
私たちの周りには、古くから培われてきた農業に関わる文化、民俗行事、そして"村"の原風景が今も残されています。それらを後世に伝えるためにも、皆さんの豊かな感性で被写体を探求し、感動する写真を撮っていただき、次回にも挑戦していただくことを期待します。
フォトコンテスト審査委員長(山形県写真連盟会長)
阿部 直美
一般の部
※写真をクリックすると大きい写真が表示されます。
最優秀賞

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「それ・・・よし来た」山形市/志藤 長雄 さん(撮影場所:小国町)
山合いの田んぼで収穫したイネを長年連れ添った老夫婦が稲杭に架ける姿を捉えたものです。老夫婦二人の表情がとても良いです。また、半逆光の柔らかな秋の陽射しを浴びて農作業する二人の穏やかな表情が見る者にホノボノとした感じを覚えさせます。投げたイネを空中で止めたシャッター速度の選択とシャッターチャンスがとても良く、老夫婦の阿吽の呼吸が表現された素晴らしい作品です。
優秀賞

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「集落燦々」山形市/紙谷 隆 さん(撮影場所:飯豊町)
田植えを終えた後の朝日を浴びた散居集落の作品はよく見ますが、この作品は、初冬の雪景色の集落に指し込む雲間から漏れる光をフィルター効果をうまく使い撮られた写真です。サラッと降った雪がこれから迎える冬の厳しさを感じさせますが、朝日の光が集落の上に射し込み、冬の後に来る春を予感させるようです。光をうまく使った大変綺麗な作品です。

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「祭の合間」酒田市/阿蘇 和夫 さん(撮影場所:鶴岡市)
村祭りの子役の男の子二人が出番前に小道具の刀でチャンバラごっこをしている姿を捉えたものです。田植えを終えた後の苗が順調に生育している様子が垣間見えますが、さらに青空の中に雲が写り、夏の暑さの中で伸びていくイネの姿が想像できます。朝の斜光線の中でチャンバラごっこをしている出番前の男の子二人の姿が、背景と相まって農村の美しさが表現された作品です。
水土里ネットやまがた会長賞

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「湧き水の里」酒田市/三浦 民雄 さん(撮影場所:遊佐町)
農業に水はとても大切です。水がなければ作物は育ちません。水争いから人の命が失われたこともありました。ですから、私達は水を大切に使うことを教えられてきました。この作品は湧水を効果的に使う水槽での作業風景を捉えたものです。きれいな水の中に西瓜やトマトが浮かび、その水面に夏の青空が写り込んでいる、水への感謝と夏の日を表現した素晴らしい作品です。
山形新聞社賞

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「たばこの葉の収穫」山形市/石井 愛子 さん(撮影場所:尾花沢市)
タバコの値上がりでタバコ農家の方々が抱える状況も厳しいものだと推察されますが、夫婦お二人でタバコの葉の収穫作業を行っている姿を捉えたものです。画面の奥の山並み、中間の葉たばこ、そして赤い作業機械の間に収穫を終えて微笑む夫婦の姿を広角レンズの特性をうまく使い、撮っています。お二人の表情がとても良い作品です。
特選
入選
学生の部
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最優秀賞

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「夕日と田園」県立長井高2年/山口 正熙 さん(撮影場所:飯豊町)
夕日に染まる田植え後の田んぼを捉えたものです。遠くの山並みに夕日が落ちる直前でしょうか、夕日が田んぼに反射してとても綺麗な田園風景を醸しています。画面の奥に霞んだ山並み、中間に夕日の逆光に浮かび上がる人家、そして手前に夕日が反射する田んぼを配した奥行きのある素晴らしい作品です。さらに、セピア風に仕上げた効果も十分に現れています。
優秀賞
特選
- 主催
- 水土里ネットやまがた(山形県土地改良事業団体連合会)
- 協賛
- NTT東日本-山形/(株)メコム/富士ゼロックス(株)山形営業所/東京海上日動火災保険(有)たかしま保険サービス/(株)ユアシス/(株)山形測器社
- 後援
- 山形県/山形県農地・水・環境保全向上対策地域協議会/山形県写真連盟/山形新聞・山形放送/河北新報山形総局/朝日新聞山形総局



























